2014年07月30日

SOLAS条約付属書第V章及び国際救命設備コード改正 MSC.1/Circ.1392、MSC.317(89)、MSC.320(89)

井本です、2014年7月1日より新ルールが発行されましたので、私の解釈で把握している限りを説明します。
下記、説明は参考としてお考え下さい。正式には各船級殿、旗国の指示を仰いでください。

SOLAS条約付属書第V章及び国際救命設備コード改正 MSC.1/Circ.1392、MSC.317(89)、MSC.320(89)について、
ClassNKテクニカルインフォメーションTec-966から参照添付で説明します。
この改正は2014年7月1日から2019年7月1日までの最初の入渠で適合しなければなりません。
tec966ケース1.jpgケース2.jpgケース3.jpg

ケース1SOLASV章1.5規則、MSC.317(89)に適合している場合
(GISIS:Evaluation of Hooks,IMO離脱回収装置評価リストで確認してください。)は、
MSC.1/Circ.1392に記載された“one time follow up overhaul examination”のとおり、
MSC.1/Circ.1206/Rev.1に従いLRRS(救命艇離脱回収装置Lifeboat Release and Retrieval System)を点検。

適合の場合は、通常の定期検査(5年次検査)のように LRRSをメーカーまたは整備業者がオーバーホールし、
1.1倍の荷重試験を行いメーカー声明書を発行(ドキュメント1)。

当該LRRS型式の政府評価結果に対する旗国の確認レターの写し(ドキュメント2)
これはMSC.1/Circ.1392に記載が無く、メーカーも理解できなくて、他国籍他船級でも必要ではないようです。
しかし、要求が盛り込まれていますので、確認をすすめ、最新情報が入りましたら更新いたします。
この件、日本船籍は特別で、必ず確認レターの写しが必要になります、
日本が評価した物件(救命艇のつり索の離脱装置適合性評価済物件一覧表)はニシエフ殿・信貴造船所殿・JMU殿・豊永船舶殿・
ツネイシクラフト&ファシリティーズ殿・JIANGSU JIAOYAN殿の計6社22Typeのみでしか確認レターの写しは発行されません。
よって、これ以外は全て評価していないので、つり索の離脱装置を換装(ケース3)しなければなりません。

ケース2 改造後SOLASV章1.5規則、MSC.317(89)に適合しする場合
ケース1に追加で、適合評価を受けたつり索の離脱装置の改造を、メーカーまたは整備業者が行います。
後は同じで1.1倍の荷重試験を行いメーカー声明書を発行(ドキュメント1)。
必要であれば、当該LRRS型式の政府評価結果に対する旗国の確認レターの写し(ドキュメント2)提出。

ケース3 LSAコードMSC.320(89)改正に適合したLRRSへ交換する場合
適合LRRSをメーカーまたは整備業者が換装し、1.1倍の荷重試験を行いメーカー声明書を発行(ドキュメント1)。
また、救命艇兼救助艇は5ノット進水試験が必須となります。船級立会い試験。 
必要であれば、MSC.1/Circ.1392 APPENDIX 4様式のメーカー発行報告書の提出。

以上、国際ルール+日本ルールが混在し、解釈が難しいですが、海上・船員の安全を守るため、遵守しなければなりません。

記入している私自身、これは本当!?・・・な文面もあります、もし、間違いやご指摘・アドバイス等がありましたら、
すぐに訂正いたしますので06−6863−5233 ミズノマリン井本へお願いいたします。
posted by mizunomarine_lifeboats at 19:30| Comment(0) | SOLAS条約・LSAコード改正 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする