2016年12月28日

レスキューダビット修理

今回の現場は造船業が盛んな広島県で、私、山下の地元、尾道です。

機材はDAVIT INTERNATIONAL製のレスキューボート用ダビットです。

 RIMG1313.JPG


本船からダビット振出し用の油圧モーターを作動すると数秒後にブレーカーが落ちると聞き修理へ行ってまいりました。私の経験上、実際の不具合と本船から聞いた不具合が相違する事が過去に多々あり、作業前に必ず乗組員に操作してもらい不具合を確認するようにしています。今回は本船から聞いた同じ不具合を確認しました。

 RIMG1319.JPG

コントロールボックス内にあるブレーカー→コンタクター→油圧モーターと順番に点検していくと、まずコンタクターの入力では定格電圧440Vと正常ですが出力側では220Vと電圧が落ちていました。


これがマグネットコンタクターです。

 RIMG1518.JPG

オリジナル部品納期が間に合わないため、国内手配で同等品へ交換しました。オリジナルが入荷しましたら、改めて交換です。

コンタクター交換後は上述の不具合は解消されました。

 RIMG1655.JPG



続いて油圧モーターを点検していくと抵抗値30MΩと高く、またこの事が原因で電流も定格10A対し42Aと異常な数値が見受けられました。

非分解式油圧モーターなのでドイツから部品輸入後、交換致しました。

オイルタンクの中に油圧モーターが入っています!!オイル漬けモーター(((゜Д゜;)))

 RIMG5967.JPG

オイルを抜くと油圧モーターが見えました。

 RIMG1341.JPG

油圧モーターを外しタンク内の清掃をしました。


 RIMG1378.JPG

左が新しい油圧モーターです。

 RIMG5974.JPG





手際よく新しいモーターに交換。


油圧モーター交換後に試運転するとブレーカーは落ちずに作動良好となり無事完工できました。


以前お客様に、なぜ救命艇装置を扱っている会社の中から弊社を選んで頂いてくれるのか尋ねた所、他社は検査業務はするが検査中に不具合箇所を発見した場合、別の専門業者に依頼して対応するため時間やコストが高く、またドック期間中に完工できないことがあるとおっしゃっていました。

しかし、ミズノマリンでは検査業務は勿論のこと、今回の様な電気トラブル、エンジン修理、FRP補修など救命装置に関わる全てを1社でやってくれるので、安心してお願いしていますと、ありがたいお言葉を頂きました。

自分では当たり前にやっていた為気づかず、お客様にミズノマリンの強みを気づかされました。みなさんもお客様に聞いてみると自社の新しい発見があるかもしれませんね。

ラベル:検査
posted by mizunomarine_lifeboats at 19:05| Comment(0) | Lifeboat Davit の検査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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